アマゾン

今、テレビでアマゾンの特集をやっている。千葉に巨大倉庫があり、毎秒1注文が来るそうだ。面白かったのが、商品の整理(?)方法。棚に商品をしまっていくわけだが、たとえばカテゴリーごとに整理されてしまわれるのではなく、次々に空いている棚に置かれていくだけだ。ただ、その置かれた場所が、バーコードリーダーみたいなデバイスで読み込まれ(RFIDか?)コンピューターに記憶されていく。コンピューターに記憶されているため、商品を入力するとその商品がある棚が割り出され、その棚までの倉庫内の最短ルートが表示される。
もし、カテゴリーごとに整理して棚にしまうようにしていると、そのしまう棚を探すのに時間がかかってしまう。空いている棚にどんどん入れるだけなので、その棚を探す時間が節約できるというわけだ。大量のデータを保存できるデータベースが起こした革命だね。コンピューター以前の超巨大データを扱えなかった時代は、カテゴリー分けして整理することが効率化と考えられていた。それが、巨大データを扱えるようになると、まったく発想が異なってくる。つまり、大量情報処理により、プロセスのボトルネックが変化するということだ。何かそう考えるとある意味怖くなる。ギガ、テラ、ペタとすさまじい勢いで人類がマネージできる情報量が爆発的に拡大していく。一見、その勢いに人類が追随しているように思えるが、ふと振り返ると、それは、とんでもない勢いだ。いつか情報という巨大な怪物に人類は飲み込まれてしまうのではないか。なんとなく、そんな、恐怖を感じる。