読んだ本
このところ、仕事関係の本を読んだこともあって、ちょっとペースが落ちている。以下が最近読んだ本。
松尾スズキさん:「宗教が往く」
とにかく長い。小説本題に入る前に、前書きだけで60ページくらいある。しかも上下2段組なので、文庫にするとその倍ページくらいだろう。本題の方も、たとえて言うと、1秒の出来事に10ページ費やすようなペース感だ。この人は文章が面白いので、脱線したり、ほんの些細なことを表現するのに、これでもか、くらい書くので、とにかく、疲れる。多分好みの問題だと思うけど、私の印象は面白いけど疲れてもういいや、という感じ。
David Wellsさん:「プライムナンバーズ」(訳本)
やっぱり『素数』というのは、数学好きとしてはどうしても気になってしまう。オライリーの本で、本屋さんでぱらぱらめくったら、なんとも面白そうな話がたくさん出ている。買わずにはいられなかった。が、しかし、読み始めてみて、腹が立った。もう訳が酷い。2,300円もとって、これはないでしょ。オライリーの本は、今まで、仕事柄、何冊か買ってお世話になっていた。割と質がよいと思っていたのだが、この一冊で私の中の評価は下がった。もっとも、あまり訳本は読んでなかったのだが。。。訳本の出版社は、コストを下げたいのもあるのかもしれないけど、最低限、まともに英語が訳せる人を使ってほしいものです。