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最近読んだ本

孤島パズル/双頭の悪魔:有栖川 有栖さん 江上二郎シリーズ。長編推理小説。このシリーズは面白いと思う。 「読者への挑戦」は相変わらず分からず。 谷崎潤一郎マゾヒズム小説集:谷崎潤一郎さん 谷崎潤一郎さんは(『さん』付けがしっくりこないな)、大学…

最近読んだ本

しばらく書いていなかったので「最近」ではないが、読んだ本をメモっておく。 偉大なる、しゅららぼん:万城目 学さん 『鴨川ホルモー』的なのりで、万城目さんらしい感じでとても面白かった。 ペンギン・ハイウェイ:森見 登見彦さん ちょっと SF チックで…

最近読んだ本

閃光:永瀬隼介さん 昭和を代表する事件「三億円事件」をモチーフにしたもの。面白かったが、これは、どこまで事実に基づいているのだろう。まったくの創作というのなら意味ないし、かといってこんなに詳しくわかっていたというのも信用できない。微妙。事件…

読んだ本

三津田信三さん『水魑の如き沈むもの』 2010年本格ミステリー大賞受賞作だ。前半が、ちょっと長く、たるい。また、本作は、ちょっとギャグが目立つ。あまり要らないと思う。ただ、中盤からはもう止まらなくなる。『山魔』同様推理が二転三転しその臨場感がた…

読んだ本

三津田信三さん『厭魅の如き憑くもの』 『首無しの如き祟るもの』に続き読んだ。このシリーズ面白い。主人公、刀城言耶氏が、鋭く事件を解明していくが、その推理が二転三転し、むしろ、それが臨場感がある。また、長編で読み応えがしっかりあるのもいい。続…

読んだ本

このところ、仕事関係の本を読んだこともあって、ちょっとペースが落ちている。以下が最近読んだ本。 松尾スズキさん:「宗教が往く」 とにかく長い。小説本題に入る前に、前書きだけで60ページくらいある。しかも上下2段組なので、文庫にするとその倍ペー…

最近読んだ本

松本清張氏『清張通史1 邪馬台国』 鋭い視点で書かれているけど、アマチュアが楽しさを求めて読むには、専門的すぎるな。もっと気楽に読めた鯨統一郎氏の『邪馬台国はどこですか?』の方が自分には合っていた。 柚月裕子さん『臨床真理 上・下』 ちょっと前…

最近読んだ本

万城目学さん『かのこちゃんとマドレーヌ夫人』 面白いことは面白いけど、さすがに小学校1年生が主人公の話は、子どもっぽすぎる。小学生用の読み物か。 本谷有希子さん『あの子の考えることは変』 これはコメントするのが難しいな。いつもの独特な世界だ。…

最近読んだ本

三浦しをんさんの『星間商事株式会社社史編纂室』。今まで読んだ本と比べて、同じ作家のものとは思えなかった。ちょっと残念。 続いて、本谷有希子さんの『ぜつぼう』を読んだ。前に読んだ二作、『腑抜けども悲しみの愛をみせろ』と『生きているだけで、愛』…

三浦しをんさんの『神去なあなあ日常』を読んだ。今まで読んだ他の作品とちがってほのぼの感が強いが、面白かった。三重県の山奥の設定で林業がテーマ。こういう、いなかが日本にあることがなんかうれしかった。おもわず笑ってしまうところもあり、とてもよ…

今週読んだ本

ダブル・ジョーカーが面白かったので、柳広司さんのジョーカー・ゲームを読んだ。ダブル・ジョーカーよりは、主人公の結城中佐が表に出てきていた。そこまで考えるか!ってところがとても面白い。でも、ダブル・ジョーカーの方が面白かったかな。 続いて、諏…

最近読んだ本

今日、本谷有希子さんの『腑抜けども悲しみの愛を見せろ』を読み終えた。この人の文章はすごいな。一行目からものすごいパワーで人をひきつけて離さない感じだ。最後まで読んで、ストーリーは、まぁ、面白いけど、この文章の力強さにくらべると、少し肩透か…