最近読んだ本
しばらく書いていなかったので「最近」ではないが、読んだ本をメモっておく。
偉大なる、しゅららぼん:万城目 学さん
『鴨川ホルモー』的なのりで、万城目さんらしい感じでとても面白かった。
ペンギン・ハイウェイ:森見 登見彦さん
ちょっと SF チックで面白いんだけど、小学生が主人公なのはちょっとなぁ。万城目さんの『かのこちゃんとマドレーヌ夫人』同様、児童小説か?
隻眼の少女:麻耶 雄嵩さん
「2011本格ミステリ・ベスト10」第1位とのことで読んだ。2部構成で、1部は面白かったと思う。2部は18年後の話だが、ちょっと後味がわるかった。
謎解きはディナーのあとで:東山 篤哉さん
短編推理小説集。最近ドラマ化されて話題になっている。北川 景子さん主演なので見てみたい気もするが、見ていない。サクサクした感じで面白いが、やっぱり私は、ミステリーはちょっと長編のじっくり読めるやつがいいな。
少し変わった子あります:森 博嗣さん
おもしろい。ちょっと不思議な世界。いい味だしてるなぁって感じの本。
深泥丘奇談、深泥丘奇談・続:綾辻 行人さん
こちらも、不思議系。『少し変わった子あります』がなんとなく垢抜けた都会的な感じなのに対し、こちらは、京都のどろどろした世界という感じ。面白い。京都が好きなので、京都の作家の本はよく読む。
月光ゲーム:有栖川 有栖さん
江上二郎シリーズ。『女王国の城』に続いて読んだ。面白い。終りの方で「読者への挑戦」ということで、推理しろと挑戦されるが、まぁ、そんなわかるもんではない。
猫とあほんだら:町田 康さん(http://ilove.cat/ja/2720)
町田 康さんは好きで、いままでも何冊も読んでいる。この猫シリーズは『猫にかまけて』、『猫のあしあと』に続く3作目で、読み続けている。この本の話は、作者が伊豆に引っ越そうと家を探しに行き、不動産屋さんに案内された家の玄関に2匹の猫が捨てられていたのを、見過ごすことができず連れて帰ろうとするところから始まる話。今は自宅に10匹いるそうだ。
Enterprise JavaBeans 3.1(第6版):O'Reilly
JavaEE6のEJBの話。最近出版された日本語訳版。面白くはない(笑)。JavaEE6でやっとEJBも使ってみたい感じになった、っといったところか。因みに、この本を読んだ後、『Enterprise Java Beans(第3版):O'Reilly』も中古本を買い求めて読んだ。EJB2.0の解説だ。こちらは、ちょっとミステリー的な不思議系の内容。エンティティ・ビーンのプロパティは、abstract getter/setter を定義することで定義するのだそうだ。実装を継承して作ってくれるということなのか。このあたりから、POJO が望まれたんだろうな。そう比べてみると、やっぱり、EJB3.1はまともな感じだ。